2025年からなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）を率いるニルス・ニールセン新監督は5月、MF長谷川唯を新キャプテンに指名。また副キャプテンとしてDF南萌華、さらにDF熊谷紗希（前キャプテン）とFW田中美南をサポート役とし、この“キャプテングループ”をリーダー役としてチーム運営することを決めた。
新しい役割を担うことになった長谷川は今回、『ABEMA』が実施した先輩・岩渕真奈（元なでしこジャパンMF）とのスペシャル対談で、このキャプテンに関する話を初告白している。
岩渕が「楽しみだけど、なんかユイがキャプテンっていうのは想像がつかない正直」と言うと、長谷川は「自分は（本来は）キャプテンのキャラじゃない。同年代のチームでもキャプテンはやってこなかった」と同調。しかし、すでにチームの理想像をしっかり描いていた。
「2011年のワールドカップで優勝した時のメンバーを見ても、今でもすごく仲が良い印象がある。最近のチームもすごく仲が良くて、本当に仲間のためにプレーできる選手がたくさんいる。そこは変えずにいきたい」
ただ、長谷川は「仲が良いチームは、やっぱりちょっと厳しさが足りなくなりがち」とも指摘。「仲の良さもありながら厳しさを求めるチームを作っていきたい」という。
「自分自身は昔から、ピッチ上で思ったことは何でも言うスタイル。もちろん言い方とかピッチ外は変えるとか色んなことはありますけど、ピッチ上では本当に厳しくいきたい。今までずっとキャプテンをやってきた熊谷選手はチームをまとめる力があるし、みんなの力も借りながら、自分はその厳しさっていう部分もしっかり求めたい。お互いが高い要求をできるようになれば、チームはもう一つ上のレベルにいけるんじゃないかなと思っています」
澤穂希、宮間あや、熊谷紗希とレジェンドの腕に巻かれてきたキャプテンマークを受け継いだ長谷川。直近のスペイン戦（6月28日）は残念ながらコンディション不良で招集辞退となったが、「厳しくいく」と宣言した彼女が、新生なでしこジャパンをどう牽引していくか。要注目だろう。
なお、今回のスペシャル対談で長谷川は、岩渕との出会いをはじめ、注目プレーの本人解説、さらに若手選手に対する印象なども存分に語っている。
（ABEMA／なでしこジャパン）
