「親に銃を向ける、そんな風に育てた覚えはない! 私だって親の務めは果たしてきた。それを……私の立場も考えずにお前は!」ともっともらしい言葉をぶつけながら、自分は接近してくるカミーユに対して発射ボタンを連打。しかしカミーユは、それでも引き金を引くことはなかった。
そして決着はあっけなく訪れる。リック・ディアスが戦場の流れ弾を受けてしまうと、フランクリンは機体から脱出するも、爆発に巻き込まれ命を落とす。あまりにもあっけない最期だった。
戦争という極限状況の中で、親子という形がいかに脆く、簡単に壊れていくのか。第5話は、そんな人間関係の“断絶”を強烈に印象づける回となっている。「父と子」という直球すぎるほどのサブタイトルが、皮肉に響くエピソードだ。
アニメ「機動戦士Zガンダム」は1985年3月から1986年2月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、「機動戦士ガンダム」の一年戦争から7年後を描いた続編。「ガンプラ」ブームも生まれた。ガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。
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