たとえば第2話ではカミーユの母を人質に取り、見せしめとして殺害するという非道な手段をとった。さらに劇場版「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」では、自軍の艦隊ごとソーラ・レイIIの砲撃で焼き払うという、目的のためには味方さえ犠牲にする冷酷な戦術を実行している。
Zガンダム本編後半では、ジャブローに設置された核爆弾を味方ごと爆破するなど、環境にも人命にも配慮を見せない“力による支配”を象徴する存在として描かれた。
ここまで来ると「悪役にしてもやりすぎでは?」と感じるほど。だがそれだけに、視聴者の記憶に強く刻まれるキャラクターでもあった。そんなバスクも、第48話で裏切ったレコア・ロンドが駆るパラス・アテネに戦艦ごと撃沈され、ついにその生涯に幕を下ろす。
そして興味深いのは、アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第6話にも、バスクが登場している点だ。彼がジークアクスの世界でどんな極悪非道の限りを尽くしたのか。その原点ともいえるアニメ「機動戦士Zガンダム」第7話で、あらためて彼の“エグすぎる非道”を見届けてほしい。
アニメ「機動戦士Zガンダム」は1985年3月から1986年2月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、「機動戦士ガンダム」の一年戦争から7年後を描いた続編。「ガンプラ」ブームも生まれた。ガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。
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