しかし、直後に放たれた追撃のウミヘビが今度は百式に命中。高圧電流により機体は制御を失い、そのまま大気圏へと落下してしまう。この危機に、カミーユは百式を追走。巡航形態(ウェイブライダー)へと変形し、無事に百式を抱え込みながら地球へ降り、キリマンジャロへと向かったのだった。
ワイヤーで敵機を絡め取り、電流でコクピットごと無力化するウミヘビは、ただの捕縛兵器の域を超えている。パイロットを直接仕留めにくるそのえげつない性能は、もはやモビルスーツ戦というより処刑に近い。Zガンダム、百式ともに仕留め損ねたものの、その異質さと恐怖感は、間違いなく視聴者の脳裏に焼き付く武装だった。
ちなみにハンブラビは、現在放送中のアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第7話にも登場。ウミヘビの使用機会こそなかったものの、その存在はしっかりと確認することができる。
アニメ「機動戦士Zガンダム」は1985年3月から1986年2月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、「機動戦士ガンダム」の一年戦争から7年後を描いた続編。「ガンプラ」ブームも生まれた。ガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。
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