【写真・画像】「スケールが少し違う」長谷川唯、20歳・谷川萌々子の才能に太鼓判! 一方で岩渕真奈の親心「温かく見守ってほしい」にも同調 1枚目
【映像】長谷川唯が「神トラップ」を本人解説
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 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は日本時間6月28日、アウェー強化試合でスペイン女子代表と対戦。この試合のスタメンを予想したい。

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 今回は1試合のため18名という少数精鋭。また、アメリカはシーズン中、ヨーロッパと日本はシーズンオフという事情もあり、アメリカ組が6人、ヨーロッパ組が11人、国内組が1人という編成になった。ニルス・ニールセン監督は選考に関して会見で、「欧州がシーズンオフのため、コンディション重視でアメリカでプレーしている選手を比較的多く選んだ」と語った。

 また、個々のプレータイムに関しては、「欧州組はもちろん100%のコンディションではないだろうが、期待して選出している。ただ、スタメンでも45分から60分で交代する選手もいるかもしれない。もちろん勝ちにこだわりたい」とコメント。とりわけヨーロッパ組のコンディションは個人差がありそうだが、世界屈指の強豪(日本が7位の最新FIFAランキングで2位、2023年女子ワールドカップで優勝、2024年オリンピックで4位)なうえ、女子欧州選手権を直前に控えるベストメンバーのスペインと戦える貴重な機会だ。可能な限りベストメンバーでスタメンを組み、交代枠を積極的に活用する流れになるか。

 基本形の4-3-3でポジション別に整理していくと、まずGKは一番手の山下也加(マンチェスター・シティ)がやはり先発濃厚。もう1人のスタンボー華(エンジェル・シティFC)は約3年半ぶりの代表復帰であり、出番があるとすれば途中交代だろう。

 最終ラインは、実績的には右から古賀塔子(フェイエノールト)、熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス)、南萌華(ASローマ)、北川ひかる(BKヘッケン)の並びが有力。ただ、ニールセン政権では4バックの全ポジションで使われている古賀をCBに回し、右SBに守屋都弥(エンジェル・シティFC)か宝田沙織(セレッソ大阪ヤンマーレディース)を入れる形もありえる。

 中盤のアンカーは、背番号10を担う主力の長野風花(リヴァプール)と、5-6月のブラジル遠征で存在感を発揮した三浦成美(ワシントン・スピリット)の争い。どちらが先発でも不思議はない。

 インサイドハーフは、新キャプテンの長谷川唯(マンチェスター・シティ)が一度は選出されたものの、メンバー発表後にコンディション不良により招集辞退。ブラジル遠征に続いて、なでしこジャパンは絶対的ゲームメーカーを欠いてスペイン戦に臨むことになる。

 最終的に今回のインサイドハーフは、松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ)、宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)、谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン)、杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC)、そして長谷川に代わって追加招集された籾木結花(レスター・シティ)の5人体制。ブラジル遠征は1試合目が谷川&宮澤、2試合目が松窪&籾木だったが、どちらかと言えば後者の方が個、連携ともに上回っていた。ニールセン監督はスペイン戦でも同じ選択をするのではないか。

 籾木が当初選外だったのは、MF千葉玲海菜(フランクフルト)、MF清家貴子(ブライトン)、MF植木理子(ウェストハム)らと並んで単に休養が与えられたから。4月のコロンビア戦も同じく追加招集だったがスタメン起用されており、ニールセン監督の評価は非常に高い。

 前線は右から浜野まいか(チェルシー)、田中美南(ユタ・ロイヤルズ)、藤野あおば(マンチェスター・シティ)という主力トリオのスタメンが有力。純粋な控えは選出されておらず、マルチロールの松窪、杉田、宝田などが試合途中から3トップの一角に回るかもしれない。

 なでしこジャパンは強豪スペインとの試合でどんなメンバーで挑み、どんなバトルを繰り広げるのか。要注目の一戦は、日本時間6月28日(土)の午前4時キックオフ予定だ。

ABEMA/なでしこジャパン)
 

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【映像】裏話満載!長谷川唯×岩渕真奈のスペシャル対談
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なでしこジャパンvsスペイン女子代表戦(6月28日)の中継、試合概要、招集メンバー
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