興味深いのは、ネットミームが広がる中で公式も即座に反応、便乗してきた点だ。公式グッズの販売動画内ではシュウジが「僕たちの商品が出る、とガンダムが言っている」「全部見逃せない、とガンダムが言っている」と語りかけてくる。さらに公式アカウントの投稿でもシュウジ構文は使われており、好意的に受け取られていることがわかる。
シュウジの“何を考えているのかわからないのに、なぜか信じてしまう”ような不思議な存在感。それが、この構文ひとつで伝わってしまうのが面白い。
いずれにしても、この一言はもう単なるセリフではない。「~、とガンダムが言っている」――それだけで通じる日が来てしまった。この記事も、ここまで読まれた。“読んでよかった”、とガンダムが言っている。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハ(CV:黒沢ともよ)が、少女ニャアン(CV:石川由依)との出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて今年1月に公開された劇場先行版は、興行収入が約34億円という大ヒットを記録。6月20日より全国368館で再上映されることも決定した。
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