そもそも日本に初めてパンダが来たのは、1972年の日中国交正常化がきっかけ。日中友好の証として中国から贈られたジャイアントパンダのカンカンとランランが上野動物園にやってきて、日本中が熱狂する第一次パンダブームが到来した。

 あれから50年あまり。これまでに延べ46頭のパンダが日本を訪れ、日本人の心に癒しを与えてきた。しかし中国出身の番組スタッフからするとこの熱狂に疑問を隠せないようだ。上野動物園で取材をした際にスタッフが「どのパンダも顔は全部同じ」と発言すると、ファンからは「全然違いますね」と、キレられてしまう出来事があった。

 上野動物園にはこれまで15頭のパンダが来園。来るたびにパンダフィーバーを起こしてきた。そこで番組では観光客を相手に「パンダの顔当てクイズ」を実施。パンダの聖地、上野で聞いてみたものの、観光客からは「ちょっとずつ顔違うなって思うけど、わからない」「全然無理ですね」「見分けられないです。一緒に見える」といった答えが返ってきた。

パンダ通が顔当てクイズに挑戦
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