【国際親善試合】スペイン女子代表 3ー1 日本女子代表(日本時間6月28日/ブタルケ・スタジアム)
これが世界王者の強さなのだろうか。スペイン女子代表がゲームのような精密プレーでなでしこジャパンを崩して同点ゴール。圧巻のパスワークに解説の岩渕真奈氏も「もう、スペインがうまいです」と手放しで称賛した。
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は日本時間6月28日に、アウェーでスペイン女子代表と対戦。2023年の女子ワールドカップを制覇したスペインに序盤からボールを支配されたが、30分にショートカウンターからFW田中美南のゴールで先制。しかし、1ー0で迎えた前半終了間際の44分、同点ゴールを許してしまう。
最終ラインでのボール回しからスペインは、右SBオナ・バトルが大外で攻撃に関わる。そこからボールを受けたMFアレクシア・プテジャスが自らに日本の選手の視線を集め、内側に絞っていたFWマリオナ・カルデンテイにパスを出した。
さらにカルデンテイが空けたスペースをバトルが駆け上がり、中央からのパスを呼び込むと、右足のグラウンダークロスで折り返す。これをボックス内中央のFWアルバ・レドンドがスルー。最後は左サイドから中央に飛び込んだFWクラウディア・ピナがダイレクトでゴールに流しこんだ。
なでしこジャパンの面々が唖然としてガックリ肩を落とした、まるでゲームのような精密なプレーによるゴラッソには、日本のサッカーファンも脱帽。ABEMAのコメント欄では「あそこ通すかプテジャス」「上手いな〜」「完全に支配されてる」「正確に蹴りますなぁ」「ティキタカ」「綺麗に崩された」「イーフトやん!」など声が出ていた。
解説を務めた岩渕氏も「もう、スペインがうまいです。練習のようなプレーをしてきますね」とスペイン女子代表のクオリティを絶賛。さらに、「日本は人数がいないわけじゃない。もう少し、ボールを持っている選手に寄せないといけないと思います。スペインが上手いので寄せにくいとは思いますが、目の前に立っているだけでは取りきれない。そこで決め切ってくるのがスペイン。もう1歩、2歩は寄せたいですね」と、なでしこジャパンの守備の課題について言及している。
その後になでしこジャパンは、66分と88分にも失点。1ー3で逆転負けし、5-6月のブラジル遠征に続いて国際強化試合は3連敗となった。
(ABEMA/なでしこジャパン)



