【明治安田J1リーグ】FC東京 2ー1 横浜FC (6月28日/味の素スタジアム)
落胆から歓喜へ。追いかける展開のFC東京は、MF高宇洋がボックス近辺で倒されると、主審はFKと判定した。しかし、VARが介入すると、PKにジャッジが変更。祈る気持ちで見つめていたファンは歓喜に包まれた。
6月28日にFC東京はホームに横浜FCを迎えた。ともに残留争いを余儀なくされる苦しいシーズンを過ごしており、この試合の結果がリーグテーブルに影響を与える可能性が高いことから注目を集めていた。
試合は4分に櫻川ソロモンの得点で横浜FCが先制すると、FC東京が1点を追いかける展開で79分を迎えた。
横浜FCの陣地に押し込む流れが続いた中で、高がボックス近辺でFW鈴木武蔵との接触の末に転倒。ファウルと判定した主審はFKを指示した。
しかし、接触した場所がボックスの外か中か際どい位置であることから、視聴者の間では大きな話題に。ファンからは「いやいや中でしょ!」「お願いしますこれは中です」「ちょっと待ったPKやろ?」「接触地点はボックス内です」「VAR入るやろ」と、PKへの変更を期待する声が多く寄せられた。
その後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、判定はファンの期待通りPKへと変更。「ほらPK!」「こういうの見るとVAR様様やなー」「まじでよかった…どう見てもPKだったもん」と、追いつくチャンスを得たことで歓喜に包まれた。
しかし、待望のPKをアレクサンダー・ショルツがまさかの失敗。横浜FCの守護神、市川暉記が完璧にコースを読んでストップした。
一度は落胆の雰囲気に包まれた味の素スタジアムだったが、80分に新加入の長倉幹樹の得点で同点。90+14分には再びPKのチャンスを得ると、これを38歳の元日本代表DF森重真人が豪快に決めて、土壇場でFC東京が横浜FCとのシックスポインターを制した。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





