「ここは本当に僕がやりたいです」パート死守のため自己主張
NCTの楽曲をパフォーマンスする第1ラウンド。「90's Love」チームに属するイクト(神谷育利)は、話題を呼んだオーディション『timelesz project』に参加していたことで知られる21歳の日本人練習生だ。チーム内にはイクトを含めて日本人が3人いるが、韓国語を話せないのはイクトのみ。イクトは「このオーディションが決まってから(韓国語の勉強を)始めたので…2週間とか」と苦笑いする。
メンバーの休憩中も1人で練習を続けるイクト。「僕は歌やダンスをそんなに習ってきてなくて、なかなか上達しないのが辛いことはあります」と、もどかしい表情を見せる。さらに韓国語の歌詞にも一苦労。しかし「みんなより実力がない分、練習の量が絶対に多くないと追いつけないので…」と、気丈な姿勢を見せた。
マスターを前にした中間チェックでは、グループとしてのダンスのシンクロ率を褒められたものの、イクトは自信なさげな歌唱で、音程もずれてしまう。さらにボーカルレッスンでも、歌声の揺れを「音がずっと途切れている」と指摘され、パートを他のメンバーに変更されてしまった。しかし「そこは一番譲りたくない部分」という思いを抱えていたイクト。意を決して「ここは本当に僕がやりたいです」とメンバーへ自己主張する。メンバーもイクトの意志を尊重し、イクトはひたむきに努力を重ねていった。
「アイドルになるのが夢なので、ステージに立つのが楽しみ」と、意気揚々とステージに上がったイクト。メンバー6人は赤のスポーティな衣装で揃え、エネルギッシュな「90's Love」のパフォーマンスを展開していく。イクトのソロパートに、練習生たちからは「イクト、カッコいい!」という声が上がった。
審査員のテン(NCT / WayV)は「とても可愛くてよかったです。チームワークもよかった。それぞれがステージを楽しむ姿に僕も楽しくなりました」と称賛しつつ、「ダンスとボーカルはまだまだだと思いました。ダンスは悪くなかったですが、もう少し基礎を身につけるべきです」とシビアな指摘も送った。イクトは「一緒に頑張っている練習生の子たちにも上手くなったと思ってもらえるよう、死ぬ気で努力したいと思っています」と、意気込みを新たにした。(『B:MY BOYZ』/ABEMA K-POPチャンネル)
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