気象庁の野村長官「現在の科学的知見では日時と場所・大きさを特定した地震予知は不可能」

悪石島の周辺
拡大する

 気象庁の野村長官は6月13日の会見で「現在の科学的知見では日時と場所・大きさを特定した地震予知は不可能」「そのような予知の情報はデマであると考えられる」「そのような情報で心配する必要は一切ない」と呼び掛けている。

 この発言について西出氏は「野村長官は割と踏み込んで答えたと思う。要するに『作者はそういうデマを流すつもりはなくても、結果的にデマになっている』という意味でデマだと言われたのだと思う。世界有数の地震国に住んでいる我々が地震のこと一切考えなくていい、という意味ではないと思う。『過剰に反応するのは間違っている』という意味かと」と述べた。

「南海トラフ30年以内に80%」は何が違う?
この記事の写真をみる(4枚)