ハーパージュニア
【映像】スティールから独走の「3秒爆速カウンター」
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【日本生命CUP2025】日本代表 74-53 オランダ代表(7月6日/有明アリーナ)

【映像】スティールから独走の「3秒爆速カウンター」

 アカツキジャパン(バスケットボール日本代表)のジャン・ローレンス・ハーパージュニアが、狙い通りのスティールから3秒爆速カウンターを決めた。コートを引き裂く圧巻のスピードにアリーナが騒然としている。

 アカツキジャパンは7月6日、日本生命CUP2025(国際強化試合)の第2戦でオランダ代表と対戦して74ー53で勝利。前日の敗戦を払拭した。

 8月のアジアカップに向けてトム・ホーバスHCはオランダ連戦を「トライアウト」と位置付け、若手中心となったロスターで臨んだ。中でもポイントガードは、富樫勇樹、河村勇輝の主力組が不在。22歳のハーパージュニアは海・流河のテーブス兄弟や中村太地とポジションを争った。

 そんなハーパージュニアが輝きを放ったのが、第1クォーターの残り1分10秒だった。オランダのケイレブ・ファイバーがスピンムーブを仕掛けてきた場面で、背中に張り付いていたハーパージュニアは相手がボールから目を離した瞬間を逃さずアタック。左手でボールを弾き出すとこぼれ球を回収し、ターンオーバーに成功する。そのまま持ち味のスピードを活かしてぐんぐん加速すると、あとはイージーバスケット。フリーでレイアップシュートを沈めた。

 ボール奪取からわずか3秒の高速カウンターに、有明アリーナのブースターたちも拍手を送る。またSNS上のファンたちも「ハーパー選手のディフェンスとドライブは素晴らしかった」「これぞJJ」「幻の左が炸裂」「本当に最高すぎん?」「何もかもかがっこいい」「めーーーっちゃカッコよかった!」「ハーパーのプレー見てるとすごく気持ちが元気になる」「福岡第一の選手ってこの手の出し方上手すぎるんだよな」など賛辞が寄せられた。

 現在22歳のハーパージュニアは、福岡第一高校出身で、河村の1学年後輩に当たる。6月のディベロップメントキャンプでは「2月に代表に入らせてもらって、(河村)勇輝に近づけると思いました。勇輝と一緒に代表に入ってプレーしたいなという思いが強くなりました」と河村とともにアカツキジャパンでプレーする夢を描いていた。それだけにファンも「河村とのツーガード見たいなー」「ハーパーは代表に残ってほしい!河村と一緒に見たい!」など将来を期待する声が多く上がっている。

 なお、ハーパージュニアは今回の試合で13分34秒のプレータイムが与えられ、2得点・3リバウンド・6アシストを記録している。アジアカップのメンバー入りに向け、7月の残る強化試合4試合でもアピールを続ける。

ABEMA/バスケットボール男子日本代表)
 

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