【日本生命CUP2025】日本代表 74－53 オランダ代表（7月6日／有明アリーナ）
華麗なテクニックの連続で相手を翻弄した。「おでんくん」の愛称で親しまれるアカツキジャパン（バスケットボール日本代表）の西田優大が、フェイクで相手の逆を突いてから3ポイントラインの内側に進入すると、スピンムーブでマークをはがしてからジャンプショット成功。アリーナを沸かせた。
アカツキジャパンは7月6日、日本生命CUP2025（国際強化試合）の第2戦でオランダ代表と対戦。8月のアジアカップに向けた大事な強化試合だが、ヘッドコーチのトム・ホーバスは「トライアウト」と位置付け、今回のロースターは平均年齢23.8歳という若手中心のメンバーとなった。
今回のメンバーの中では比較的経験が豊富な西田が、華麗さと落ち着きの両面を兼ね備える美技でファンを沸かせる。中でも圧巻だったのが、第2クォーターの残り4分28秒だ。テーブス海から敵陣3ポイントラインの手前でパスを受けると、パスを出すフェイクでオランダ代表のルーカス・クリドフの逆を突く。
西田は相手の出鼻を挫いてからドリブルでラインの内側に進入すると、スピンで完全にマークをはがしてからフェイダウェイショット成功。最後は余裕さえ感じさせる一連のテクニックは、まるで人気漫画『スラムダンク』の流川楓のように華麗だった。
アリーナが歓声に包まれたこの場面は、SNSでも大きな話題に。ファンからは「スピンした後におおー！って歓声が上がるのが大好き」「かっこよすぎ」「声が出た」「今日のハイライト」「おでんくんキレキレ」「美しいスピンからのジャンプショット」「西田はシューターの役割だけじゃなくこういう動きもできる」と大興奮の様子だった。
序盤からオランダ代表相手にリードを広げたアカツキジャパンは、前日の逆転負けの反省も活かした試合運びで74－53と勝利した。7月は8月のアジアカップに向けた準備試合として、韓国代表（7/11,13）、デンマーク代表（7/19,20）との強化試合が組まれている。
（ABEMA／バスケットボール男子日本代表）
