芸歴47年、お昼の生放送番組『ライオンのいただきます』『ライオンのごきげんよう』の司会を31年間担当したレジェンドMC、小堺によれば、『いただきます』初期の頃はサイコロトークではなく、女優や文化人、作家など多彩な分野で活躍する「3人のおばさまたち」が出演し、視聴者から寄せられた人生相談に答える生放送番組だったという。
小堺は「とんでもないこと言うんですよ」と生放送にもかかわらず、“おばさんたち”が言いたい放題だったそうで、それが当時大きな人気を博していたようだ。
小堺は当時を振り返り、奇抜な髪形とメガネでお茶の間の話題をさらった個性派女優・塩沢ときさんによる衝撃の発言を紹介。ある日、「ナイトライフがだんだんなくなってきました」というかなり攻めた内容の相談が寄せられると、塩沢は「この方はね、工夫が足りないんじゃないの?」とつっこみ、「私はね、穴と穴は全部使いました」と言ったという。これにはスタジオも驚きのあまり大爆笑、「昼の生(放送)で?」と濱家も驚きの声をあげた。
「今あんなことやったらシーンとするかもしれないけど、あの頃はドッカンドッカンうけた」と語る小堺。山内も「攻め攻めの番組だったんですね」と昭和から平成にかけてのテレビの奔放さに驚いていた。
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