筋力トレーニングの実施率に関する調査の結果が反響を集めている。
笹川スポーツ財団が調査した「年1回以上の筋力トレーニング実施率(%)」(20歳以上)によると、2000年の7.3%から右肩上がりに増加し、コロナ禍の2020年にピークを迎えた後、2024年には15.9%となっている。2024年は約1629万人が年1回以上の筋力トレーニングを実施しており、気軽にトレーニングできる環境が整いつつあるものの、コロナ禍以降は「低調」な状況が続いている。
筋トレ人口は全体として減少傾向にあり、特に20〜30歳代の若年層、中でも20歳代女性で顕著な減少が見られる。2020年に26.6%だった20歳代女性の実施率は17.9%まで下がっており、コロナ禍にトレーニングを始めた人たちの多くが継続的な実施には至らなかった可能性があるという。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」には、成人および高齢者に対し週2〜3日の筋力トレーニング実施を推奨しており、また、個人の特性や能力に合わせた「個別性の原則」が重要とのこと。
ニュース番組『ABEMAヒルズ』のコメンテーターで、Trusted CEOで連続起業家のファリザ・アビドヴァ氏(※日常的に筋力トレーニングを実施)は、継続してトレーニングを実施するために必要なことについて「スタートして最初はすぐ効果も見られて筋肉もついて楽しく続けやすいですけど、ある程度経過すると、効果も鈍化して継続が難しくなります。途中1、2カ月休んでしまうと、また再スタートするのは難しいので、週1回でもキープした方が継続ができると思います」と話している。(『ABEMAヒルズ』より)
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