「コロナ後、急に(警察は)言い訳も聞かない。客が2割3割はいなくなった。完全に売上が下がっている」(Aさん)

 これまでは、深夜営業として営業していたため、接待とみなされる行為をしないように努めていたそう。

 そうしたなか、Aさんはあるエピソードを語った。「インフルエンザの予防接種をしていて、お酒も飲んでいなくて、お客さん1人だったので、1個空けてカウンターに座っていた。(私の)具合が悪くなったから。たまたまその時に警察が来て『君座っていたよ』『もういいから、一回警察署で話聞くから』と言われて。『やっていません、接待はしていません、普段していません』と言ったが、聞いてくれない。『喋っていたよ』『ダメだよ』って」。

 警察署に3回出頭し、その都度反省文を書かされ、警察担当者からは「次、接待していたら逮捕ね。それが嫌だったら風営法の許可をとってください」と言われたそうだ。

「手拍子もダメ。カラオケを勧めてもダメ。もう何分以上喋ったらダメ。女の子が座っていたらアウトなので、カウンターでお酒を作ってから持ってくる。本当のBAR。じゃないともう接待を取らないとダメ。そうするとお客様からしたら感じが悪く映る。こっち側は風営法があるから手拍子をしちゃいけない。喋ってこない。ただお酒を作るだけ。セット料金払ってここに来る意味ないとなるなら、風営法を取って、堂々と接客をした方が自分たちもやりやすい」(Aさん)

「適当にやっている店に売上が流れる」
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