■「風穴を開ける意味で、別の世界と接するのは大事」

高校時代、渋谷109でバイト経験のある、ギャルタレントのあおちゃんぺは、「当時は縦社会ですごい怖かったが、今考えたら正論しか言われてないから、良い経験だった。出会う大人によると思っていて、いい人に出会ったら成長に繋がるが、悪い人に出会ったときはやばい。悪循環になってしまうし、子どもは制御できない。『土日はあまり働かないようにしよう』とかできないし、職場も学生の安い労働力を使いたいから、制御できなくなると思う。大人が介入できるならバイトした方がいいし、無理なら本人の意思の強さによるんじゃないか」。
元AKB48の柏木由紀は、「AKBはバイト禁止だった。でも、中学3年生からこの仕事を始めて、学校では学べなかったことを早めに学べた反面、学生のときにしかできない経験をできなかったな…という面も感じている」と振り返る。
学生のうちにやっておけば良かったことについては、「今は勉強。恋愛は正直今でもこれからもできるけど、勉強を早く始めた人の分を取り戻せない。一生のコンプレックスというか…あのとき勉強してなかったのが、どこかでずっとある」と明かした。
実業家・TikTokerの岸谷蘭丸は、「(バイトは)メリットもあるし、当然デメリットもある。禁止はナンセンスだと思うが、推奨と言われると、それもナンセンス。ある程度のバランスであるべきだ。そもそもバイトしてた人は『バイトが活きた』って言うし、勉強を頑張った人は『勉強が活きた』って言う。結局やったことが活きただけだ」と話す。
情報キュレーターの佐々木俊尚氏は、「学校生活が充実してるなら、無理してバイトする必要はないと思う。 ただ、小学校、中学校、高校は居場所が閉鎖された生活。生活が家庭と学校のみで、いじめられちゃうと逃げ場がない。閉鎖生活の風穴を開ける意味で、別の世界と接するのは大事なんじゃないか。だから、学校が充実してるならいいけど、そうじゃない人は、ある程度自分の逃げ道を作る意味でも、働く場所を作るのは悪くない」との見方を示した。
(『ABEMA Prime』より)
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