人と人との対話については政治家同士にも求めるところだ。選挙ともなれば議席の奪い合い、他の候補者は全て敵という“戦争状態”でもあるが、各党が掲げる政策を実現するためには、政治家同士が議論を重ね前に進む必要がある。「政治の現場であっても、お互いに議論しながら、A案かB案かではなくC案を発見する、両方が得になるような案が出てくることもある。今の政治の状況を見ていると、対立して奪い合うという考え方が強すぎて、お互いがプラスになるかもしれない案を頑張ってひねり出す発想が足りない。ここはバランスが取れるところだ」と語った。
また政治の世界でも急速に活用が進んだSNSについても、まだまだ成長の途中だと述べる。「私たち人類がSNSを発明してから、まだ15年か20年ぐらい。人類はSNSをどう使っていいか模索している時期だ」と見解を示すと、テレビや新聞といったメディアが登場した時代を引き合いに出し「テレビや新聞も最初にカオスの時期があって、そのあとにルールをいろいろ議論しながら、今の形に落ち着いた。今、SNSが怒りを煽るものになっているが、いろいろな技術を使っていく、あるいは制度を模索していくことで、SNSが人と人をちゃんとつなげる在り方もあると思う」と持論を展開した。
(『ABEMA Prime』より)
