■地方のレッテル貼りは偏見?
地方のレッテル貼りには、「東北は無口・辛抱強い」「京都は腹黒い・陰湿」「大阪は笑いに厳しい・ケチ」「九州は男尊女卑」「沖縄は時間にルーズ」などが挙げられる。
長崎出身のグラビアアイドル、麻倉瑞季は、「『さす九』ってめちゃくちゃ言われるが、うちはパパが最高すぎて、あまり実感したことがない。母が完全に父を尻に敷いてるので、そういうことが起こってない。家事を全部やって、給料を全部母にあげる父で、周りにもそういう家庭が多かった」と振り返る。
全国の県民性を研究するディグラム・ラボ代表の木原誠太郎氏は、「俗に言う九州男児と呼ばれてる文化と、福岡や長崎、大分は女性が強いという風に、率としては言われている。結果、西の方は気性が荒いのはもちろんあると思う。言いたいことは言うが、場の空気を乱されたり、いじられるのが嫌い」と説明。
レッテル貼りをされたことがある藤崎さんは、青森出身で「いい面がたくさんあった」と語る。「青森の人はそんなにいないので、自分の1つのアイデンティティ。私の知り合いで、高知の後輩がいて、最近、『ES(エントリーシート)見てください』とお願いされて見るが、高知は語るものがない。でも青森は語るものがあるから、よかったなと」。
これに対し、高知出身で「大物マダムタレント」のアレン様は、「この人、喧嘩売ってんの?」と言いつつ、「高知は四国の中でもいちばん田舎扱いされるが、(地域のレッテル貼りは)フランクな話題として、すごい楽しいものになるんじゃないかと正直思う」とコメント。
地域のレッテル貼りについて、木原氏は「適度に最初のドアノック、アイスブレイクで使う分にはいい」。研究者の山内萌氏は、「どこかの土地に何か特徴がある。それを知りたいと思うことと、差別は突き詰めると地続きにある。人を傷つけるような使い方をしないところで、興味関心をとどめておく意味ではいいんじゃないか」との見方を示した。
(『ABEMA Prime』より)
この記事の画像一覧■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見