“地域のレッテル張り”は偏見?
【映像】「喧嘩売ってんの?」出身地をいじられ激怒するアレン様(実際の映像)
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 一冊の新書が、ネット上で波紋を広げることとなった。本のタイトルは、『禁断の京都カースト ー京都人があんまり言いたくないヒミツの話ー』。編集部のHPによると、これは京都内の居住地によって互いの優劣をつけ合う「京都カースト」という、タブーに踏み込んだ書籍だ。

【映像】「喧嘩売ってんの?」出身地をいじられ激怒するアレン様(実際の映像)

 11行政区にゆかりのある京都人が「京都カースト」への想いや、それぞれの区の魅力を語っているそうだが、発売を前にネットには「人権意識の弱まりを象徴するような本」「差別を助長させたいのか?」「いくらなんでもセンシティブだよなあ」と批判が噴出した。これに編集部は「差別を助長するものではない」と否定。さらに、本のタイトルを『京都カーストは本当に存在するのか』に改訂することとなった。

 「カースト」と表現したことが問題となったが、例えば、京都の人は「裏がある」や沖縄の人は「時間にルーズ」など、地域のイメージで人を判断する「地域レッテル」はよく聞く。そうした地域イメージでラベリングすることの是非を『ABEMA Prime』で考えた。

■「腹は立たないが、何回も言われたら飽きる」
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