どこに投票…悩んだら「ボートマッチ」
【映像】「投票マッチング」利用者の年齢割合

 参院選を前に話題となっている「ボートマッチ」。“賢い使い方”や注意すべきポイントを、ダイヤモンド・ライフ編集長の神庭亮介氏に聞いた。

【映像】「投票マッチング」利用者の年齢割合

 選挙ドットコムの「投票マッチング」では、20の質問に答えると自分の考えに近い政党を教えてくれる。4日に公開し、13日間で利用者は200万人に到達したという。

 神庭氏はボートマッチの“賢い使い方”として「必ず2つ以上試してほしい」と述べる。

「様々な報道機関や団体がボートマッチを提供しているため、1つだけでなく2つ、3つやってみてほしい。私も選挙の度に使うのだが、ボートマッチの種類によって『あなたに合っている』という政党が全然違うことがある。1つだけやって決め込むのではなく、必ず複数を比べていただきたい」(神庭亮介氏、以下同)

 また、利用上の注意点として以下の2点を主張する。

「あくまでマッチングを見るもので、その政策を実現できるかどうかはまた別問題。実現度合いは、ボートマッチからはわからない。したがって、自分で割り引いて判断する必要がある。良いことばかり言ってるけど、本当に実現できるのか? そこは冷静に考えてほしい」

「辻褄が合っているかどうかも、とても大事。たとえばある政党が『社会保障を充実させましょう。消費税も所得税も減税します。社会保険料も下げますよ。でも赤字国債は発行しません』といった公約を掲げていた場合、1つ1つは魅力的で良い政策に思えるが、全部合わせたら辻褄が合わない。ボートマッチでは各政策の整合性まで考慮されないため、自分の頭で考えてもらうしかない」

(『ABEMAヒルズ』より)