■「許す必要はないけど、ずっと抱えとくのも違う」
シライさんの話を聞き、モデルで文筆家のシャララジマは、「相手が謝っても、許さないって思うことはいいけど、自分自身が一生許せない気持ちに苛まれてるとするなら、それは自分の人生に問題がある。だから、そうならない方がいい。許すか許さないってことさえも忘れるぐらい自分の人生に集中する。許す必要はないけど、その想いをずっと抱えとくのも違うのではないか」と述べた。
アクティビスト個人投資家の田端信太郎氏は、「『どうせ仕返しできねえ』って思ってたのが、ソーシャルメディアで誰もが情報発信できるようになった。だから同窓会で会えるなら、一言謝っとけば保険になるみたいな人が増えてるのではないか。許す許さないは正直気持ちの問題なので、第三者から見たらもう判別しようがない。報復するしない、復讐するしないことの方が、社会的には意味がある」との見方を示す。
コラムニストの河崎環氏は、謝罪の質について「いろんなレイヤーがある。口先だけで謝って、自分の保身のために保険をかけるレベルもあれば、ある出来事によって、あのとき自分のやったことが相手をどれだけ傷つけていたかが、自分にも反映され、痛い思いをしたからこそ、謝っておきたいと思えたのか。その度合いはすごく違うと思う」と言及した。
改めて、シライさんは許すことについて「難しい」と話す。その一方で、「一生許さないことが自分に呪いをかけてると思ったら、その男子とはもう会えないが、許す心も持てたらいい」。
(『ABEMA Prime』より)
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