
日米の関税協議を担当する赤沢亮正経済再生担当大臣は、訪日中のベッセント財務長官と万博のイベントに参加し、4時間ほどともに過ごしました。
【画像】万博「米国デー」でベッセント財務長官につきっきりの赤沢大臣
赤沢大臣、ベッセント氏と万博へ

赤沢大臣
「石破総理とトランプ大統領が目指す、日米関係の新たな黄金時代に向けて極めて意味のある一日になったと思います」
充実感をにじませる赤沢経済再生担当大臣。19日、日米関税交渉のキーパーソン、ベッセント財務長官らに同行して、大阪・関西万博の「アメリカナショナルデー」イベントに参加しました。

ベッセント財務長官
「日本は、インド太平洋地域におけるアメリカの最も重要な同盟国です。トランプ大統領は引き続き、重要な同盟関係を強化し、日米両国民の利益となる相互の繁栄を解き放とうとしています」

ベッセント氏は関税協議のアメリカ側の責任者。日本側の責任者・赤沢大臣がつきっきりで対応しました。
赤沢大臣
「一定の時間一緒にいて、色んなお話をさせていただきました」
4時間ほどベッセント氏と過ごしたという赤沢大臣。ちなみに、アメリカパビリオンのテーマは「共に創出できることを創造しよう」。関税協議に関して“共に創出”できたのでしょうか?
赤沢大臣
「米国の関税措置に関する協議は行っておりません」
25%の関税発動が迫るなか、協議をしなかった理由、あるいはできなかった理由について、専門家はこう話しました。

政治ジャーナリスト 青山和弘氏
「歩きながら話すような話ではやはりないということです。具体的な数字を出したり、お互いに意見交換しなければいけないわけで」
やりとりの詳細は明かしませんでしたが、赤沢大臣は成果について「信頼関係も強固なものになった」と話しています。
赤沢大臣
「関税協議以外の場で接触するということはですね。お互い関税以外の話もするわけですよ。2人で色々な話をしましたので大変、有意義だったと思っております」
週明け再び訪米へ

一方で8月1日の関税発動期限まであと12日。政府関係者によると、赤沢大臣は21日、8回目の協議のため、アメリカに出発する方向で調整しているということです。
石破政権は今後の関税協議をどう進めていくつもりなのでしょうか。
青山氏
「私も石破総理にも取材したのですけれども、8月1日までの期間、参議院選挙が終わってから10日余りの間のなかで、まず赤沢大臣にすぐ行ってもらって、これまでと違う色々な条件を話し合うと思うのです。その後、石破総理が行ってというのを思い描いているようです」
(「グッド!モーニング」2025年7月20日放送分より)
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