「世界水泳シンガポール2025」11日目が7月21日に行われ、アーティスティックスイミング（AS）男子ソロフリー決勝では、郭牧也（中国）が220.1926の高得点で2位、銀メダルを獲得した。世界水泳は初出場ながら、ワールドカップでは5種目で9回も表彰台に上がっている17歳という新鋭だが、解説者からは絶妙に斜めの姿勢を保ちながら高速で回転する技に「本当に感心させられる」とまで絶賛した。
急成長の郭が世界水泳の舞台で弾けた。演技冒頭、大きな足技で会場を沸かせるとそこからは得意としている足を斜めにした状態を維持する「アンバランス」から次々に技を繰り出した。特に解説者が着目したのが、回転速度だ。「速さが素晴らしい。本当に感心させられるくらい」とベタ褒めすると「アンバランスを保ちながらの回転技の速さは男子ソロで随一」とも表現した。
倒立姿勢で真っ直ぐに足先を伸ばし、大きく広げたり回転したりする技も多い中、斜めの角度にこだわり続けた17歳が、初出場で銀メダル。これからも“斜め上”の演技で魅了し続けるか。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
