【スーパーフォーミュラ】第6戦(決勝・7月19日/富士スピードウェイ)
アジア最高峰の『スーパーフォーミュラ』でレース終盤、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)と太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、あわやクラッシュの激しいホンダ同門対決を繰り広げた。
イゴールは、レースシミュレーションゲームであるグランツーリスモの世界チャンピオンであり、今年からスーパーフォーミュラに参戦しているホンダのルーキードライバーだ。太田は、同じくホンダのドライバーであり、2023年からスーパーフォーミュラに参戦し、2024年には年間4位を獲得するなど、目覚ましい活躍をしている。
その両者が、第6戦の終盤で一歩も譲らないバトルを繰り広げた。レースが残り5周に差し掛かったところで、9番手を走っていたイゴールに対し、太田は一時的にエンジン出力を上げるオーバーテイクシステム(OTS)を使用。ストレートでイゴールの真後ろにつけると1コーナーでアウトから抜きにかかった。
イゴールは太田に対して、ブロックラインを取り、アウト側の太田を上手く牽制し、9番手を死守した。タイヤとタイヤが触れるか触れないかのギリギリのバトルに、視聴者のコメント欄でも「当たってなかった?」「コツン」「当たった?」「当たってない」と、議論が繰り広げられていた。
両者のテクニックが光ったこのバトルについて、ABEMA解説の中山雄一は「(イゴールは)ルーキーなんですけれども、ブレーキングポイントかなり難しいんですけれども、しっかり太田選手との速度差を見極めて、外から被せられないように(していた)。上手かったですね」と賞賛のコメントを送った。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)
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