時は2011年、民主党政権。参院選で惨敗した菅直人総理(当時)に厳しく迫った。

「参議院選挙の意義は何だったか。参議院は政権選択の選挙ではない。そのことはよく承知しています。しかしながら菅民主党政権の是非を主権者たる国民に問うた。それが参議院選挙の意義だった。間違いない」(石破氏・2011年7月衆院予算委)

「基本的に国政選挙でありますから、与党の場合は、政権に対する評価が大きな要素であるということはおっしゃるとおり」(菅直人総理)

「この選挙の県民の選択は菅民主党政権、これを正せということが選挙の結果だった。選挙を舐ないでください。国民の選択なんです。主権者たる国民の選択なんです」「総理あなたは石にかじりついても辞めないとおっしゃったそうですね。支持率にはマイナスがないとおっしゃったそうですね。お辞めになる気なんかないでしょう」(石破氏)

「一定のめどがついた段階で若い方に責任を譲りたい。それまではぜひ頑張らせていただきたいということを党内の代議士会であったので申し上げた」(菅直人総理)

「こういう政権が実にけしからんということが民主党の中から出ている。これ自体異常なこと。いかなることがあっても政権を支える。これが与党の仕事。どんなことがあっても支えなければいけないにも関わらず、政権内部から、与党もそう、閣僚もそう。そういうのが出ること自体極めて異様なこと。異常なこと」(石破氏)

「ほかから見れば、1日も長く総理大臣の座にいたいと見えるかもしれないが、私の中では、今申し上げたように、3月11日に発生した大震災のまだまだ渦中の渦中ですから。それを何としても次の段階までやるべきことをやっておきたいという、私自身の中ではそれだけだ」(菅直人総理)

「内閣はあなたの私物ではありません」
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