「日本文化の洗練された繊細な部分が好きだった」

行方不明の経緯
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 ダミアンさんに今の思いについて「まず、日光の人たち、そして日本の人たちから多大な支持をいただいていて、大変助けていただいてるということを嬉しく思っている。そして、今回携帯電話の情報を分析した結果、妹が失踪当日までホテルにいたということが分かった。この新しい情報を基に日本の警察がさらに捜査を続けて、真犯人の逮捕に至ってくれることを願っている」と話した。

 ダミアンさんは今回の来日で栃木県知事、日光市の副市長に会い、また、日光の住民とも話し、そのサポートを嬉しく思い、「愛を感じた」という。

 ティフェンヌさんの性格については「とても繊細で、ちょっと内気なところがある。だが芸術がすごく好きで、日本のことも長年好きで、日本語を勉強して少し喋れるようになった。日本文学や『書』に興味を持ち、日本文化の洗練された繊細な部分が好きだった」と説明した。

 これまで栃木県警察では、延べ約1万人以上の捜査員を投入し、100回以上の捜索を実施している。

 そんな栃木県警に対してダミアンさんは「最初の頃、非常に密に連絡を取り合っていた。最初の捜査の段階では川に落ちたなど事故の面で捜査が強かったが、今になって電話の位置情報などから新しい情報が得られたことで、さらに犯罪として調べてもらえる可能性が出てきた。早く真犯人を捕まえてほしい」と訴えた。

「誰かが彼女を苦しめた可能性がある」
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