保育士を目指していた短大2年生の頃、蒼井は渋谷で「芸能界に興味はありませんか」とスカウトされたという。しかし、蓋を開けてみると実際はAV女優の話だったという。芸能界への憧れがあった蒼井は、「第2の飯島愛になれるよ」という言葉に心を動かされ、セクシー女優としてのデビューを決意したそう。
セクシー女優には大きく分けて3つのタイプがあり、単体女優が5%、企画単体女優が15%、企画女優が80%を占めるそうだ。蒼井は3社の面接を経て、「運よく単体デビューが決まった」と語った。吉村は、単体女優は年間契約制のため、1年で結果を出さなければいけないという現実を「メジャーリーグ」と例えた。
そして話題は蒼井のデビュー作のギャラへ。スタジオメンバーは「これはとんでもないよ!」「800万円くらい?」と予想したが、蒼井が明かした金額はなんと「100万円」。これにはスタジオが「えええー!」と驚きの声を上げ、二瓶も「素人からデビューの方が価値が高そうと思った」とコメントした。
しかし、当時20歳で学生だった蒼井は「そんな大金もらえるんだ」と感じたという。時給850円のアルバイトで働いていたため、100万円という額は大きな衝撃だったそうだ。デビュー作の撮影は、本編が2日、パッケージ撮影が1日の計3日間で行われたという。吉村崇は「1日100万円くらいの感覚ですよね」と、当時の蒼井の心境を代弁した。
単体デビューの契約は「月に1本の撮影」という内容だったため、「月に何本も撮影できないので、300万円、400万円になることはない」とギャラ事情について明かした。一方で企画女優の場合、ギャラは極端に低く1本あたり2、3万円からだと語った。そのため「お金目当てでセクシー女優になったのに、この現実を知って、デビュー直後に多くの女優が辞めてしまうんです」と業界の厳しい現実に言及。これには二瓶も「2、3万円というのは驚きました。裸になるということは、もっと何十万円単位でお金が動くべきだと思っていたので」と、衝撃を隠せない様子だった。
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