化粧水と乳液の違いや日焼け止めの選び方
【映像】「化粧水と乳液の違い」「日焼け止めの選び方」専門医の解説

 男性のスキンケアへの関心が高まる中、化粧水と乳液の違いや日焼け止めの選び方について、専門医が解説する。

【映像】「化粧水と乳液の違い」「日焼け止めの選び方」専門医の解説

 はじめに「化粧水と乳液の違い」についてだ。皮膚科専門医の中嶋智香子氏は化粧水と乳液の違いについて「化粧水は基本的には水分で、使用目的は肌の保水・保湿。乳液は『水分+油分』で、化粧水で与えた潤いを逃がさないようフタをしてくれる」と説明。注意すべきポイントは「化粧水でスキンケアを終わりにしている男性をよく見受けますが、肌にフタをしてあげないと肌は乾燥してしまいます。乾燥を防ぐために過剰な皮脂の分泌を招き肌トラブルの原因に。化粧水で与えた潤いを逃がさないようにフタをしてくれるのが、程よく油分を含んだ乳液の役目です」とコメントしている。

 次に、「日焼け止めの選び方」だ。紫外線の中でも地上に届き、皮膚に影響を及ぼす波長が「UVB(紫外線B波)」と「UVA(紫外線A波)」だ。「UVB」は肌表面に影響し、肌に赤み・炎症を引き起こし「シミ」などの原因に。「UVA」は肌深部に影響し、肌弾力を低下させ「シワ」の原因になるという。ちなみに、「UVB」から肌を守る指標が「SPF」で、「UVA」から肌を守る指標は「PA」とのこと。

 日焼け止めを塗るときの注意すべきポイントは「効果を最大限に発揮するには『規定量』をつける。具体的には顔全体に塗る場合は約0.8g(500円玉大)が必要です」と、中嶋氏は話している。

 これからスキンケアを始める40代男性向けのアドバイスとして、中嶋氏は「『日焼け対策』『ビタミンC』『保湿』を意識してください。過度な日焼けは皮膚に急性・慢性炎症を起こします。そして、ビタミンC入りのスキンケア用品を取り入れることで、シミ、ニキビ、肌老化対策になります」とコメントしている。(『ABEMAヒルズ』より)