【FIBAアジアカップ2025】イラン代表 78-70 日本代表(日本時間8月8日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティ)
アカツキジャパン(バスケットボール日本代表)は8日、FIBAアジアカップ2025のグループフェーズ2節でイラン代表と対戦。富永啓生が22得点を上げる活躍を見せたが、第4クォーターに痛恨の5ファウルで退場に。チームは競り負け、決勝トーナメント進出は最終戦のグアム代表戦に委ねられる。
アカツキジャパン(FIBAランキング21位)は、6日に行われたシリア代表との初戦で一時は10点差を追いかける展開ながらも、そこから見事に逆転して白星を飾った。グループフェーズで最大のライバルであるイラン代表(同28位)との一戦は、初戦と同様にテーブス海、馬場雄大、ジョシュ・ホーキンソン、富永啓生、吉井裕鷹の5名がスターティング5に選ばれている。
試合のスタートは先にイラン代表に得点を奪われるも、ホーキンソンのスリーポイント、馬場のレイアップでアカツキジャパンが逆転。しかし、以降はターンオーバーが目立ちジリジリと引き離される。富永のスリーポイントなどで一時は追いつくも、16ー13で終えた。
第2クォーターは、富永がオープニングショットとなるスリーポイントを沈める。すると一気にギアを上げて、アテンプトを増やすとこのクォーターだけで7本中4本のスリーポイントを決め切る。しかし終盤に連続失点を喫して34ー34の同点で試合を折り返す。
第3クォーターもイラン代表が走り、アカツキジャパンが追いかける展開に。それでも引き離されずについていくアカツキジャパンは一時リードするが、イラン代表も粘り強さを見せて58ー58の同点で最終クォーターを迎えた。
第4クォーターはイラン代表が先にスコアを動かす。しかし馬場のスリーポイントやスティールからのドライブでバスケットカウントとなり“3テンプレー”を成功させる。その後も取って取られての展開となったが、終盤に富永が5ファウルで退場となるアクシデントが発生。富永はコート外で悔しさを露わにしている。試合はそのままイラン代表に逃げ切られ、黒星を喫した。
この日のスタッツでは、富永がチームトップとなる22得点をマーク。スリーポイントは9本中5本を沈めている。そのほか、ホーキンソンが20得点17リバウンドで2試合連続のダブルダブル。馬場は11得点をあげている。
アカツキジャパンは10日にグループフェーズの最終戦で、決勝トーナメント進出をかけてグアム代表と対戦する。
(ABEMA/FIBAアジアカップ2025)

