聞こえるのに聞き取れない“LiD”当事者の苦悩 向けられる「わからないはずない」「集中してないだけ」の言葉 専門家「精神科よりもまず耳鼻科で検査を」 ABEMA Prime 2025/08/10 09:45 拡大する 今年発売されたマンガ『聞き取りが苦手すぎる男子の日常』が話題だ。ある日のこと、友だちとの会話の内容が理解できなくなった高校生。しゃべる「声」は聞こえるが、「言葉」として聞き取れない症状に悩み、結果として愛想笑いや適当な相づちで、その場をやり過ごす——。 こうした状況に、実際に悩む人もいる。小学6年生の絵美さん(仮名・11)は、つい先日、聞き取り困難症 LiD(エルアイディー)と診断された。聴力に問題はなく、音は聞こえるのに、相手が何を話しているのか理解できない、つまり「聞こえているけれど聞き取れない」症状を指す。 続きを読む