また2007年には同じく参院選で大敗したものの、続投を表明していた安倍晋三総理が、健康上の問題を理由に退陣し、福田康夫氏を総裁に選出するなど、緊急事態の対応だったが、今回のように総理総裁の退陣を求めて開かれた総会は過去に前例がない。
総会は冒頭以外非公開で行われ、35人が発言。出席者によれば、石破総理のもとで党の結束を呼び掛ける声もあったというが、総裁選の前倒しを求める意見が多かったという。
自民党の西田昌司参院議員は「意見をしたほとんどが『総裁選を前倒ししろ』ということ。石破総理の言葉を聞かせてくれという話があり、そこで石破総理から話があった。そのときに『自分としては関税やコメの問題など、まだまだしなければならない国政の課題がたくさんある。それをしていかなければならない』とおっしゃるだけ。自分の出処進退も含めて一切お話にならない」と発言。
自民党の党則では総裁を辞めさせる規則は存在しない
