【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島 0-0 清水エスパルス(8月10日/エディオンピースウイング広島)
まさか本人も、味方のシュートをそんな形で止めてしまうとは思わなかっただろう。清水エスパルスのDF北爪健吾が、自身のシュート直後に振り向くと、その場で味方の強烈なシュートをお腹で受けてしまう。思わぬ決定機阻止の珍事にどよめきの声が上がっている。
注目のシーンは、清水がJ1リーグ第25節でサンフレッチェ広島と対戦した86分のことだ。0-0で迎えた中、清水が鋭いカウンターを仕掛けるのだが、その結末は誰も想像していないものだった。
清水は自陣でボールを奪うと、中央で縦パスを連続でつなぎ、広島のカウンタープレスを回避する。センターサークルでボールを持ったFW北川航也がターンしてスルーパスを出すと、ダイアゴナルランで反応した北爪は広島のディフェンスラインの裏に抜け出し、GKとの1対1を迎え、倒れながら右足でシュートを放った。
これはゴールマウスを飛び出してきたGK大迫敬介に弾かれてしまう。しかし、こぼれ球がDF荒木隼人に当たり、駆け上がってきていた北川の足元へ。背番号23はそこでダイレクトシュートを放つと、抑えの効いた鋭いシュートがゴールに向かって一直線に飛んだ。大迫もゴール前に戻りきれていない。清水の先制のチャンスだと思われた。
しかし、次の瞬間だった。このシュートは立ち上がったばかりの北爪の腹部に直撃したのだ。その後ボールは広島DFの元に転がり、清水のカウンターアタックが終わった。
解説・森崎浩司氏は「素晴らしい飛び出しでしたけどね、北爪選手。動き出しはパーフェクトでした。サイドからうまく中にフリーランニングして、1対1の局面を作りましたけど、大迫選手もタイミングよく飛び出してきますよね。しっかりと身体に当てました。そのこぼれ球を北川選手も狙っていましたけどね」とコメントした。
超絶決定機を阻止!SNSの反応は




