【明治安田J1リーグ】名古屋グランパス 1-2 京都サンガF.C.(8月10日/豊田スタジアム)
“リスタート妨害”に対して提示されたイエローカードをめぐり、ファンの間で物議を醸している。京都サンガF.C.のFWラファエル・エリアスがクイックリスタートしたところ、ボールは至近距離にいた名古屋グランパスMF森島司にあたって弾かれた。森島は、リスタートを妨害したとしてイエローカードに。累積4枚目となり、次節は出場停止になってしまった。
注目の場面は、明治安田J1リーグ第25節で名古屋が京都とホームで対戦した一戦でのこと。スコアレスで迎えた前半終了間際、45+4分でまもなく笛が吹かれそうな局面だった。
名古屋陣内でセカンドボールの拾い合いとなっていた際、後ろ向きでキープしようとした京都のエリアスに対して、名古屋側は森島、稲垣祥、三國ケネディエブスが3人で囲い込んでプレス。これは強めに当たってしまいファウルとなり、京都ボールでのFKとなった。その時だった。
エリアスがクイックリスタートしようと前方へ蹴り込むと、ボールはすぐそばに立っていた森島に当たる。森島が高く足をあげていたこともあってか主審は笛を吹いてプレーを止め、森島を指差してイエローカードを提示。稲垣や山岸祐也も審判に近づいて判定に不服な様子を示し、森島も納得のいかない表情をみせた。
実況の福本義久氏は「森島に対するイエローカードですが、森島はこれで累積4枚目ということになります」と伝え、解説・原一樹氏は「リスタートを止めたということだと思います」と状況を説明する。さらに「意図して足を上げたかというと、ちょっと当てられた感もありますけど(ボールから)離れなかったのもあります」と解説し、「もったいないイエロー。エリアス選手の頭脳プレー」と続けた。
リプレイ映像を確認すると、エリアスが蹴った際に森島が左足を振り上げているため、原氏も「(森島選手は)足を上げていますね」と伝えたが、さらに別の角度からの映像が映ると、ボールは森島の左足に当たりながら股を抜けるような軌道だったこともあり「あ、でも(エリアス選手が)当てにいっている……難しい判断にはなりますね」「主審の判断ですが、森島選手からするとこれでイエローカードをもらって(次節は警告の4枚累積で)出場停止は少し痛い」と話した。
理不尽?イエローカードに物議!SNSの反応は




