「レジェンドになりたい」表現力を絶賛されるカイ

 端正な顔立ちが目を惹き、高い実力の持ち主でもある日本人練習生のカイ(18歳)。最新順位は5位と、デビュー圏内に位置している。カイは東方神起の楽曲を課題曲とした第4ラウンド「K-POPレジェンドマッチ」で、「Why?(Keep Your Head Down)」を披露する。

 ある日学校を舞台に、全校生徒400人に審査される中間チェックが行われることに。ここまでの練習期間はわずか3日間。体育館のステージで突如パフォーマンスを披露することになり、練習生たちは緊張で固まってしまう。しかしカイは「レジェンドになりたいカイです!」とはつらつと挨拶し、序盤から生徒たちのハートを掴んだ。

 イントロが流れると、カイの表情は一変。覇気を漂わせながら「行くぞ!」と叫び、大歓声を起こす。他のメンバーが楽曲の雰囲気に合わない表現をしてしまったり、振付がなかなか揃わなかったりする中、ラップでもエネルギーを放ち、パフォーマンスをリードするカイ。練習生やマスターからは「カイがやばい」「マジですごい」「カリスマ性があるわ」と、彼のステージ掌握力を称える声が相次いだ。

 怒りの表現が大事な「Why?(Keep Your Head Down)」。その後のレッスンでは、メンバーが次々に「イカれそうなほどの怒りを一度しっかり表現してみてほしい」と指摘を受ける。その中で「カイのパートだけカッコいい。それ以外は不安定よ」と、カイは引き続き存在感の高さを評価された。笑顔を消し、怒りを忠実に表現すべく練習に没頭していくメンバー。本番当日には東方神起が審査員を務めることを受け、カイは「東方神起に『理想的なステージだ』と評価してもらえるように練習します」と意気込んだ。

 本番前日のリハーサルでも、気合い十分で「行くぞ!」と叫び、マスターを感嘆させるカイ。ところが他のメンバーの怒りの表現はまだ今ひとつで、「憎悪を抱いたことのないメンバーが多いみたいだ。雰囲気そのものが弱い」「この曲は怒りや憎しみが全てだから」とマスターからは指摘が飛び続けた。(『B:MY BOYZ』/ABEMA K-POPチャンネル)