「曲をちゃんと理解できてる?」厳しい声

 優しい雰囲気が印象的で、個人順位1位に輝いたこともある日本人練習生のアイ(19歳)。東方神起の楽曲を課題曲とした第4ラウンド「K-POPレジェンドマッチ」では、「Rising Sun」を披露する。

 強烈なラップでパフォーマンスの始まりに彩りを与えるヒョウ(23歳)に対し、続けてラップパートを担当するアイは迫力が足りず、レッスンではマスターから「このままでは一番危ない」「ヒョウのエネルギーの半分にしか満たない」と指摘を受けてしまっていた。アイ本人も「このままステージに上がったら大失敗する」と危機感を覚える。

 エネルギーを放出するため、バトル形式で練習するなど、様々な努力を重ねる「Rising Sun」チーム。しかし本番前日のリハーサルでも、アイはリア・キムから「もっと怒って!」「曲をちゃんと理解できてる?」と厳しい声を浴びてしまう。歌詞を日本語に翻訳して読み込んだアイだが、表情を作り込めず、プレッシャーの限界を迎えた彼の目にはついに涙が。ヒョウは「アイは優しい子なので、怒り方がわからないんだと思います」とフォロー。マスターは「いろいろ試してみれば大丈夫だ」と優しく彼をねぎらった。

「B:MY BOYZ」(C) STUDIO GAON, PINNACLE Entertainment
拡大する

 本番のステージでは、原曲アーティストの東方神起・ユンホが審査員を務めた。本番前には、ユンホからアイへ「イントロが重要な曲です。どうアレンジしてキーワードを表現するんでしょうか」と指名で質問が飛ぶ。アイは緊張しながら「僕たちのキーワードは“依存性”です。そのキーワードを表現するために、時計をモチーフにした振付を考えて、ステージを準備しました」と回答し、ユンホは「なるほど。わかりました。よく頑張りましたね」と讃えられた。

 本番のステージでアイは、課題とされていた怒りの表現を見事に自分のものに。ラップパートを激しくエネルギッシュに畳み掛け、自らの殻を破った。ユンホは鑑賞しながら真剣にメモを取り、意味深な表情を浮かべていたが、「いいエネルギーを発揮できていました」とチームのパフォーマンスを称賛。アイは「僕たちが一番聞きたかった言葉でした」と胸を震わせる。またユンホは「アイくんはキックも披露していましたね。果敢に挑戦したところが印象的でした」との賛辞も送っていた。(『B:MY BOYZ』/ABEMA K-POPチャンネル)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)