実際にハーバード大に通うとなれば、学力に加えて、学費と寮費を含めて年間約1240万円かかる。しかし約10万円(4999元)払えば、本物と区別がつきにくい卒業を証明する関連書類が手に入る。もちろん発覚すれば罰せられるが、そのリスクを取ってでも大卒の証明が欲しいのだろうか。

 偽造を行っていると思われるアカウントに、実際にDMを送ってみた。「東京大学の卒業証明書はできますか?」と聞くと、「大学ですか、大学院ですか」と返ってきた。「大学院だ」と答えると、「何年卒で欲しいですか」との追加質問が。「2022年でお願いします」と頼むと、「いつまでに欲しいですか」と問われる。「できれば早く欲しい。どれくらいかかるか」と聞き返すと、「だいたい1週間」とのことだった。そして、「卒業証書と卒業証明書と成績証明書、3つセットで4000元(約8万円)」といった金額とともに、「資料を書いて欲しいから送る」と伝えられた。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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