問題のシーンは入場時に起こった。ナタリアのセコンドとして弟子のマキシン・デュプリと仲の良い戸澤陽が、大一番に緊張の面持ち。しかしナタリアはファンに次々と握手しながら余裕の登場と大ベテランらしい余裕が感じられる。

 一人一人にタッチしさらには「ヘーイ!」と声をかける。すると、顔なじみか古参ファンなのか…“ナタリア・ガチ勢”の男性には濃厚ハグの大サービス。これを目の当たりにしたファンからも「神ファンサ」「さすがにやりすぎ」と反応が飛んだ。ベルトを掲げながら我関せずの王者ベッキーのクールな登場シーンとは、あまりにも対照的といえるユニバースを大切にするサービス精神旺盛の一コマだった。

 下馬評ではベテラン同士のテクニカルな攻防が期待されたカードだったが、早々と左腕を負傷したナタリアはペースを掴めず、最後は負傷箇所をベッキーの伝家の宝刀”ディスアーマー”で極められタップアウト。久々のタイトル戦はあまりにもあっけない結果となってしまった。(ABEMAWWE『RAW』)

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