【ブンデスリーガ】マインツ 0-1 ケルン(日本時間8月24日/メーヴァ・アレーナ)
新シーズンのブンデスリーガで、早くも脚光を浴びている指揮官がいる。
日本時間8月24日のブンデスリーガ開幕節で、昨季2部リーグ王者のケルンは、マインツの本拠地メーヴァ・アレーナに乗り込んだ。マインツのMF佐野海舟が先発出場し、日本でも注目されたこの一戦で話題となったのが、今夏からケルンの指揮を執るルーカス・クバスニオク監督(44歳)の“服装”だった。
選手たちが全身黒のサードユニホームを着用してプレーしている中で、自らは赤と白のストライプが印象的なホームシャツを着用してピッチに登場。監督がユニホームを着て指揮を執るという珍しい光景が広がった。
さらに試合中、下半身がブルージーンズだったことが明らかになると、ABEMAのコメント欄やSNSで大きな話題に。ファンからは「ジーパンなんやww」「サポーターかよ」「監督もはやサポーターなんよ笑」「初めて見た光景かも笑」「ケルンの監督、ユニ着て采配すんのか!」「これはルール的にアリなのか?笑」「ケルンの監督ユニ着ててかわいい」「ユニホームで指揮めっちゃいい」などの反響が出ていた。
ドイツ紙『BILD』によると、クバスニオク監督は「おそらくブンデスリーガでは初めてユニホームを着用して指揮した監督」だったという。
異例のコスチュームとなった理由について本人は、「初めてジャージを見た時に鳥肌が立った。このクラブにコミットしたいし、もし許されるのであれば試合で着ようと思ったんだ」と告白。そして、「単純に、白と赤の組み合わせなら、もう少しスリムに見えると思ったんだよ。でも、いまテレビで見たら“まあまあ”だね(笑)」とジョークを交えて語った。
ちなみに、今回の異例コスチュームは、DFL(ドイツサッカーリーグ機構)の許可を得ているようだ。選手と同じユニホーム着用は禁じられているため、アウェーゲームだった今節はホームキットを着用していたとのこと。来週のフライブルクとのホーム開幕戦では、セカンドかサードキットを着用して登場するのだろうか。
独特のファッションを纏いながら、大きなリアクションでチームを鼓舞したクバスニオク監督の熱意が効いたか、ケルンは90分に決勝ゴール。昇格組ながら開幕戦勝利を飾っている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)

