ですよ。の投稿は在来線の特急列車内での出来事だったが、この手の不快な行為の投稿が多いのが東海道新幹線だ。SNSには、「通路は荷物で塞がれてるし、知らない言葉で大声で話してる人もいるし。いい加減にしてほしい」「(前の座席に足をかける写真とともに)これはダメでしょ。」「(座席の網ポケットにゴミを放置している写真とともに)ありえないと思いました。周りに人がいることを考えて行動して欲しい」「新幹線の車内で納豆はやめてwww」など、様々なマナー違反が投稿されている。

 なぜ新幹線内で遭遇したマナー違反は許しがたく、わざわざ投稿したくなるのか。炎上ウオッチャーでネットメディア研究家の城戸譲氏は「SNS周りの炎上を色々と見ている立場からすると、誰でも乗る経験があるところが一番大きくて、共感を集めたところが燃え上がりやすい、そして拡散されやすいところが構図としてある」と説明。さらに「新幹線になると長距離・長時間移動することが多いので、その中でのある種の密閉された空間、席周辺のところしかプライベートスペースがない。限られている状態で、そのプライベートスペースに踏み込まれてしまうところの嫌悪感はより際立つのかなという気がする」と推察した。

 また、「電車、新幹線を含めて、規則としてはルールも定められているが、結構乗客に任せていると思う。ちゃんと大人の対応してくれよっていう風に信頼しきっているから、そこから抜け出した人のことが、なかなかカバーできないような体制になっている」とも話した。

外国人観光客のキャリーケースが通路を塞ぐ問題も
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