スマホの“持続可能な供給”に懸念も…

都市鉱山から回収が期待される金属
拡大する

 毎年新作が出て盛り上がるスマホだが、IDCの調査によると出荷台数は年約12億台にも上る。スマホには様々な資源が使われていることから、供給が不安定になるリスクも懸念されている。

 スマホと資源の問題について、西田氏は「現状においては、外交カードになることを防ぐ/回避するのは難しい」と語る。

「リサイクルのメドがつき始めたものと、そうでないものがある。できるものについては、回収率を上げることが重要。ただ、日本で必要なものを日本でリサイクルできるかというとそうではないため、ある部分は許容したうえで交渉しながら進めるしかない」(西田宗千佳氏、以下同)

「一方バッテリーは、できる限りリチウムを使わない、コバルトを使わないなど、新しい素材も考えられる。スマートフォンでは特にバッテリーが中心になり、新しい技術に変えることでレアメタルの問題等を解決していこうという流れを予測している。しかし、おそらく3年~5年くらいの時間はかかるのではないか」

(『ABEMAヒルズ』より)

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