【国際親善試合】アメリカ代表 2-0 日本代表(日本時間9月10日/Lower.com フィールド)
日本代表MFの三笘薫が、鋭い突破からほぼノールックの状態でクロスを供給。ファンたちは驚きの声を挙げた。
サッカー日本代表は日本時間9月10日、オハイオ州コロンバスでアメリカ代表と対戦し、0-2で敗れた。
2026年ワールドカップ開催国との貴重な国際親善試合だが、中2日での大きな移動、時差などを考慮した森保一監督は、9月7日のメキシコ戦(0-0のドロー)からスタメン全員を変更。主力を欠いた影響もありなかなかリズムに乗れず、30分に先制点を許すと、65分には追加点を奪われた。
ただ、ラスト30分ほどは攻撃に鋭さが出ていたのも事実。その大きな要因の1つが、62分から投入された三笘薫、鎌田大地、南野拓実という主力MFのクオリティー、72分から送り込まれたFW町野修斗とDF菅原由勢の溌剌とした動きだった。
実際、85分には途中交代組でチャンスを構築。ハーフウェーライン手前の右サイドから菅原が鋭いパスを出すと、上手くトラップした南野が前を向いて敵陣に入っていく。
南野から斜めのパスが出ると、ペナルティーエリア手前で三笘が反応。一瞬止まったかと思うと急加速で縦に突破してDFネイサン・ハリエルをいなし、やや体勢が崩れながらも左足でクロス。飛び込んだ町野の頭には惜しくも合わなかったが、一点もののシーンだった。
注目は、南野からパスをもらってからクロスを上げるまで、三笘がほぼ中央ゾーンを確認しておらず、ノールックで高精度のクロスを上げていたこと。さすがのクオリティーを証明していた。
このワンシーンには、日本のサッカーファンも反応。SNSでは「三笘流石の突破からのクロス」「めっちゃいいクロス」「あの体勢からクロス上げ切るのすごい」「三笘だけは別格」「左足のクロスも上手いんだ」「狙いをもった左足クロス」などのコメントが出ていた。
とはいえ、日本代表が2試合で0ゴールに終わった点も見逃せない。個としてもチームとしても浮き彫りになった課題を、ホーム開催となる10月シリーズ(10日にパラグアイ代表、14日にブラジル代表と対戦)でしっかり解決したいところだ。
(ABEMA/サッカー日本代表)

