「むしろかっこいい“堂々たる孤独”」
「孤独とは何か」を問い続けた経験から、同じような境遇の人々に「孤独は悪でないこと」を伝えたい…そんな思いで挑んだライブがいよいよ開演した。
ライブ終盤のMCパート。ACAねは観客に思いを伝える。
ACAね「ナレーションをしてくださった石坂浩二さんに、1970年と今、何が違うのかお聞きしたんです。石坂さんは『当時は世の中が楽観的で宇宙開発や進歩にすごく満ち溢れていて、争いもなくなるんじゃないかとさえ思っていた。今は複雑で地道だ。でも、どんな時代でも人間の本質とか考えはあまり変わっていないとも感じる』とおっしゃっていました。私もそうなんじゃないかと思っていたので、すごく嬉しかったです」「孤独は社会と繋がっているからこそ、向き合っているからこそ他者とぶつかったり、うまく言葉で伝えられなかったりもする。でもそれは自然なことで、孤立してるのではなく、寂しいものでもなく、むしろかっこいい“堂々たる孤独”です。それを大切にしたいです」
さらにACAねはこうも語りかけた。
ACAね「私は大きな事務所とかに所属しているわけでもないし、スポンサーもありません。大赤字ですが、今日ここで今ライブができていて、大変大変喜びに堪えません」
観客は「孤独は悪ではない」という考えをどう受け取ったのか。
観客A「ちゃんと追い風になりました。頑張れます。日々を強く生きます」
観客B「『無理に前を向かなくてもいいんだよ』とか、孤独に対してACAねさんの思うところを、歌詞とMCを通して伝えてくださるので、私にとってはすごく、どんな時も心の支えで…」
観客C「孤独と戦ってきたというか、ACAねさんが紡ぐ言葉1つ1つがいままでのACAねさんのつらい気持ちだったりとか、ファンと共有して寄り添ってくれる存在」
ライブを終えたACAねに観客のレスポンスから、何を感じ取ったのかを聞いた。
ACAね「本当にみんなの声がものすごくて、未来の誰かの背中に触れられたかもしれないと感じました。そう信じたいなと思いました。諦めない、疑問を持って挑戦するということは、きっと時代が変わっても向き合ってる人たちはいるって感じました。自主制作でスポンサーもなしだったけど、本当にやれてよかったです。ありがとうございました」
(『ABEMA NEWS』より)

