実績のある経営者が日本の課題に挑む全く新しい「実績重視」の提言トーク番組、ABEMA『For JAPAN シーズン3 #22』が9月12日に配信。「地方創生」について議論した。
山形県・鶴岡市に本社工場を置く株式会社サンテック 代表取締役社長 楯岡学氏は「鶴岡市には鶴岡サイエンスパークがあり、その中には慶應義塾大学先端生命科学研究所も設置されている。鶴岡市には研究・学習した方がスタートアップ企業を起こして街づくりに繋げるという流れができており、既にSpiber株式会社などのスタートアップを輩出した実績もある。“未来のスタートアップの種”を撒いていかないと『創生』は連続して起きないと思う」と述べた。
株式会社マリーゴールドホールディングス 代表取締役社長 山崎祥文氏は楯岡氏に同意しつつ、「産官学が一緒になって地域の魅力を発信する。その際、携わっている学生が『その街の未来を感じられるような発信ができる場』を作ることが大切だ」と語った。
Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香氏は「鶴岡市はSHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEなど、生活・研究・仕事の質が全部上がるような環境設定もうまくされている印象がある。『研究所を作れば終わり』ではなく、お子さんが生まれた後に通う学校など、全部含めて設計することで様々な“知”が集まってくる。そんな典型例が鶴岡市だ」と述べた。
ここまでの議論を受け、番組MCの古舘伊知郎は「トータルコーディネートが必要なのだな」と感心した。


