【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山 0ー1 名古屋グランパス(9月13日/JFE晴れの国スタジアム)
劇的な同点弾がノーゴールの判定となった。難解なジャッジがファンの間で物議を醸している。
J1リーグ第29節でファジアーノ岡山と名古屋グランパスが対戦。その90+5分のことだ。
1点を追いかける岡山はDF鈴木喜丈がゴール前にボールを放り込むと、ボックス内の中央で名古屋のDF藤井陽也がジャンピングヘッドでのクリアを試みるも体勢を崩して弾き返せず。ファーに流れたボールを、DF田上大地が右足で蹴り込みネットを揺らした。
岡山が土壇場で追いついたと思われたが、試合はすぐに再開されない。VARが攻撃側のファウルの可能性を確認する。論点は、岡山のMF柳貴博が、跳ぼうとした藤井の背中を押したかどうかだった。
解説・山岸智氏は「すごく微妙なところだと思います。(柳貴博の右手が藤井の背中を)触ってはいるので。跳べないくらい押しているのかの判断になりますね」と状況を説明した。
主審の高崎航地氏はVARと入念にコミュニケーションを取った後、オンフィールドレビュー(OFR)を行う。
山岸氏が「相当、微妙なんだと思います。完全にぐっと押しているとファウルを取れると思いますが、触った感覚が相手に対してどれくらい押しているのか。触っているのは間違いないので。これがもしかしたら後ろから触っているので、柳選手の印象が少し悪いかもしれません。紙一重ですね」と述べる中、高崎主審は攻撃側によるファウルとジャッジし、岡山のゴールは取り消されることになった。山岸氏は「手が後ろから出ているから、こういうふうに見られちゃうということでしょうね」とコメントした。
紙一重の判定にファンは...




