「私も毒親」

中武佳奈子さん
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中武「私は『毒親の子』って言われていますが私自身も毒親だなと。うちの子は大人に対して全くしゃべらないんですよ。警戒心がすごくて。そういう人格を作ってしまったのは私。働きざんまいするしかなくて。良い親ではないですね。信じられないぐらい子どもに苦労をさせているので」 

 一度は居場所をなくすも人並みの生活を送れるようになった中武さん。いまもっとも情熱を注いでいるのは紙芝居劇による子どもたちとの触れ合いだ。 

「私みたいな人はいると思う」

紙芝居劇の様子
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中武「紙芝居劇をやっている時間に子どもを見てくれていたらお母さんはちょっとゆっくりできるじゃないですか」

紙芝居劇・SESjoin ももこさん「時間が少しでもできるのなら、助けにもなるかなって」 

中武「じゃあ紙芝居劇やってみようか。みたいな感じで始まりました」 

 中武さんの夢は… 

中武「私の場合、一人で子育てしないといけない環境でふっと息抜きできるところがほしかった。今は子どもにはすこしずつ恩返しのために買えるものは買っていますが、(プライドによって当時は)頼れなかった支援もありました。私みたいな人はいると思う。ちょっと(プライドで)自分を下げられないというか(他に)頼りづらいというか、そういう人が頼れる場所づくりをしたい。だから最終的な着地点は託児所みたいな場所を作りたいです」

(『ABEMA NEWS』より)

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