「そういう人格を作ってしまったのは私」
そんな中武さんも人気にかげりが見え、芸能界に見切りをつけた。その後、10歳年下の一般男性との結婚を機に引退。両親へ報告に向かった中武さんを待ち受けていたのは想像を超える「ひと言」であった。
中武「旦那を連れて『結婚します』と伝えたら怒られて。『もうあなたは死んだものとします』と言われて…」
実の親から絶縁を突きつけられた中武さん。苦難はさらに続く。
生活苦が原因で夫婦関係を解消すると今度はガス・電気・水道も止められてしまうほど貧困に。生活保護の申請をしたものの通らず、中武さんは息子を元夫に託し、そこから2年にわたるホームレス生活を開始した。
だが、中武さんは挫けなかった。
介護施設・惣菜店・ラブホテルの清掃員・新聞配達・ヤクルトレディー。自死した人の部屋の掃除まで経験。掛け持ちでアルバイトをし、現在は家賃5.5万円の家を借り、中学生になった息子と2人で暮らしている。
息子との関係は良好で「いつも仕事をしてくれてありがとう」と感謝を口にされるが、中武さんは「私も毒親だ」とこぼす。
中武「私、『毒親の子』と言われていますけど。私もだ。うちの子は大人に対しての警戒心がすごくて話せない。そういう人格を作ってしまったのは私。働きざんまいするしかなくて。私は良い親ではないです。信じられないぐらい子どもに苦労をさせている」
(『ABEMA NEWS』より)
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