実績のある経営者が日本の課題に挑む全く新しい「実績重視」の提言トーク番組、ABEMA『For JAPAN シーズン3 #23』が9月19日に配信。「地方に人を呼び込む方法」について議論した。
株式会社シトラス代表取締役 野口昌一路氏は「小中高一貫の経営者育成学校」を提案した。
「衣食住はどの地域もやっているから、『衣食住教』。例えば、軽井沢にあるボーディングスクール(全寮制の寄宿学校)は『教育』に力を入れることで、子どもだけでなく(教育を重視する)親も引っ越してくるようになった。他の地域でも、現場叩き上げの経営者を講師として招いたり、高校生に起業経験をさせたりする学校などがあり、人を呼び込んでいる」
これに対し福岡市長でコメンテーターの高島宗一郎氏は「福岡では全ての小中学校の図書館に『起業家コーナー』を作って小さい頃から(起業を)親しませている。そして各中学校では起業家が直接授業をする。さらに小中高校生を対象にして、地域の課題抽出からそれを具体的なビジネスに至るまでの一連のプログラムを体験させている。起業を環境的に意識させることはすごく大事だ」と述べた。
ここまでの議論を受けてForbes JAPAN Web編集長の谷本有香氏は「起業家教育は本当にいいと思うが、小・中・高だけではなく、“引退した方”にもぜひ学んでもらいたい。日本人全員が起業家精神を取り込めるような教育ができるとなおいい」と提案した。


