アニメ「桃源暗鬼」第11話が、9月19日より順次放送中。残忍な敵・桃宮唾切(CV:岸尾だいすけ)の“見え方が一転する過去”が明かされ「嫌いになれないじゃん!!」「予想より人間だった」と視聴者に衝撃を与えた。
桃太郎機関に所属する唾切は、相手が鬼なら子どもにすら容赦ない仕打ちをする人物。戦闘では亡き仲間・桃部真中(CV:水中雅章)の遺体を操ってまで鬼を倒そうとする唾切だが、第11話「ありがとう!」では唾切の凄絶な過去が明かされた。
幼い頃、唾切は鬼に両親を殺され、桃太郎機関に所属してからは淡々と鬼を解剖する日々を送っていた。そんなとき、唾切は真中の隊に配属されることに。唾切を気遣ってか真中は自分の家族の食卓に唾切を招き、唾切の心に少しずつ変化が生まれていく。
しかし、ある任務で真中は、鬼の子どもに自分の子どもが重なり、取り逃がしてしまう。その結果、逃げた鬼の子どもが真中の妻と子どもを殺してしまった。家族を庇おうとした真中も致命傷を負い、唾切に「俺が間違っていた……!鬼に情を持つなんて、間違ってた。もっと常に冷酷でいれば、家族も死なずに済んだ……」と後悔を口にする。そして、「鬼は、即滅殺すべきだ。子どもでも容赦しちゃダメだ。このまま終わるのは、あまりに無念だ……!」と、唾切に自分の遺体を使うよう言い残して息絶えた。
こうして唾切は真中の言葉を守りながら彼の遺体を操り人形にして戦い、隊長の座にまで上り詰めていたのだ。
さらに唾切には今、“家族”がいた…


