さらにその後、以前真中に「こんな仕事してるのになんで家族を作るんだ?ただの弱点にしかならないじゃないか」と話していた唾切が家族を作っており、娘が生まれたばかりであることが明らかになる。
唾切のバックボーンが判明し、ネット上では「唾切、予想より人間だったというか、後天的に人の心を失ったタイプだったな……」「ダメだって。泣くって」「蓬ちゃんが娘の話をした瞬間衝撃が強かった」「過去を知ると嫌いになれないじゃん!!ってなった」と同情する視聴者が相次いだ。
「桃源暗鬼」は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の漆原侑来氏による人気漫画が原作。日本人の誰もが知っている昔話「桃太郎」を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描く新世代のダークヒーロー鬼譚だ。人間として暮らしていた少年・一ノ瀬四季(CV:浦和希)が、ある日突然“桃太郎機関”に所属する謎の男に襲撃を受けるところから物語が始まる。
第11話「ありがとう!」
【あらすじ】
鬼神の力“炎鬼”を覚醒させた四季の力は圧倒的だった。巨大な炎に飲み込まれながらも、唾切の鬼への殺意は揺るがない。それは己が操る人形であり、かつて唾切を導いた桃太郎・桃部真中への誓いであった。かろうじて唾切に勝利した四季。しかし、京都支部は崩壊寸前で、すぐさま芽衣を連れて脱出しようとするが、力尽き意識を失ってしまう。一方、無陀野たちは蓬を追い詰めていた。無陀野は箱の中に閉じこもった蓬を戦闘不能と判断し、仲間の救助を優先させる。駆けつけた先には、なんと死んだと思われていた花魁坂が四季を治療していた。翌日、意識を取り戻した四季は、多くの犠牲を出しながらも、生きて朝を迎えられたことを知る。
(C)漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会


